2016/04/11

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ブラシレスジンバル
ムービーカムをプロっぽく撮るために移動しても歩いている振動が画面に伝わらないようにするため様々な製品があり、数年前にはCRUISEというシリーズでステディカムマリーンで映像を撮られた動画が話題になっていたり。
これは「やじろべえ」のようにカメラのバランスを取る原理でふわふわと浮遊感のある動画を撮ることができます。
さらにMoVIという製品が登場し、スタビライザーにブラシレスモーターを使ったジンバルを応用し、カメラのブレや傾きを補正することで比較的簡単に映像を安定化させることができるようになりました。
実はオープン系の実装でほとんどの製品がこれを応用して製品化されていたりするんですがここでは割愛。
昨年登場したNebula4000Liteを皮切りに、5-10万円程度で買える安価な製品がたくさん出てくるようになりました。
ようやく到着
うちではBMPCC(BlackMagicPocketCinemaCamera)というシネマカメラという動画専用のカメラを使って動画撮影をしています。
これはレンズ交換が可能で、2.5Kの解像度で非圧縮動画動画が撮れる素晴らしい動画専用カメラです。
非圧縮動画なのでカラーグレーディングやフィルタリングなどの後処理ができるところが特徴です。
が、バッテリが30分も持たなかったり、取りこぼしなく録画できるSDカードが選ばれてしまうなどデメリットも大きくてかなり尖った仕様です。
撮った動画は後処理することを前提になっているので撮ったままだとあまり綺麗に見えませんし、はっきり言って使いにくいし、普通の人にはオススメできませんが、プロの動画カメラマンの方も子供撮り用に幼稚園の発表会などに持っているようなカメラなので間違いないと思っています(笑)
先日娘がとあるイベントに出演するということが決まり、今まで三脚を立てて定点で撮っていたのですが足場がわからないので三脚を立てるのは無理そう…。「そうだ、ジンバルを買おう!」と思い立ちMS-1を安売りしていたSureHobbyさんで、カートに入れるところまで進んだところで一息。
DS-1の方がもっと重いカメラ扱えるし、32bitだし、この差額なら…ということでDS-1の方を購入しました。
在庫ありだったのが結局在庫なかったりして、到着はイベントには間に合わなかったんですけどね(汗)
中国のサイトなのでそんなものでしょう。
約3週間ほどかかりましたがようやく届いたので記事にしてみようと思った次第です。
ファーストインプレッション
重い。2kgまでのカメラを載せることができる土台になるだけあってずっしりと重く感じます。
DS-1にBMPCCをつけた構成がメインになるのですが、本体にレンズやオプションが付いていて約1kg。
DS-1が1kgちょっとなので2kgくらいになりますが、グリップが短くて最近鍛えるのをサボっている私としては片手で長時間持つのは厳しそうな感じです。奥さんに持ってもらったところこれはちょっと厳しいと言ってました。
電源をつけてない状態でカメラが傾かないように位置を調整する必要があるのですが結構時間がかかります。
取り出して装着してすぐ撮影開始というのは難しいかな。
グリップ部分を斜めにして不安定な状態にすると結構ガクガクします。
これは後述の設定で解消できるのですが、カメラごとに調整しないとなかなか思うようにいかない感じですね。
操作系は電源ボタンの上にジョイスティックが付いていてモードを変えたり、パン、チルトができるのですがグリップが短すぎてついつい触ってしまいます。エクステンダーをつけないと厳しいかな。
設定
比較的簡単に設定できます。
買った直後の設定はもっと重いカメラに向けた設定になっているような気がします。
調整方法はUSBでPCにつないでSimpleBGCのアプリケーションを使います。
こちらで日本語の解説をしてくださってる方がいるのでそれを参照しつつ調整しました。
ガクガクするのも収まって、いい感じになりました。
あと、Bluetoothはないのでリモートで調整はできません。
この辺は本体に付いているMicroUSBからジョイスティック部分が延長できる仕様になっているのでDIYで何かしてみたいところ。
アクシデント
調整もいい感じにできて近所の公園に意気揚々と撮影しに行ってきました。
噴水を一周するように横歩きしている時に、噴水に水を供給している水路に足を踏みいれてしまいこけてしまいました。
幸いカメラにダメージはなかったもののDS-1のグリップ部分を打ってしまって少し傷が。
電源が入らなくなって困りましたが、テスタで測ったところ一本の電圧が下がっていて衝撃で過保護回路が働いた様子。
18650という規格品なので、日本製のセルを使っている下の電池を三本購入して交換したところ無事に動作するようになりました。電池を購入する際は保護回路つきで探してサイズが純正品とそう変わらないことを確認しておくといいと思います。あまりお勧めはしませんが…。
ブラシレスジンバルなので、外装以外に物理的に壊れることはないとは思っていましたが重量もあるので取り扱いには注意が必要です。交換用モーターなども調べておかないとなー。
撮影中はフレームに夢中になると危険だというのを学びました。
おわりに
動画を手持ちで撮るとどうしても固定フレームになりがちでしたがDS-1で色んな撮影にトライできるようになりました。
これから歩きながら色んな撮影にトライしてみたいと思います。
両手持ちハンドルが欲しいな…。
GoProやiPhoneで使えるジンバルは以下のようなものがありますので一応紹介。
コメント
初めまして、ブログを読ませていただきました。
当方もBeholder DS-1の購入を考えているのですがソニーのHDR-CX500Vというハンディーカムでの使用を主な用途と考えているのですがやはり固定は難しいでしょうか?
最初はOSMO+がいいのかなと思ったのですがスマホの準備等もありすぐに撮影というわけにはいかないと思いまして。。。用途としては子供撮影と旅行のお供にと考えているのですがよろしくお願いします。
それにしてもDJI MAVIC Proを購入されているのですね羨ましいです。
私が買ったのは2年前の 旧型 Phantom3 です。
小型、軽量 どれをとってもいいですよね。
by しょう 2017年1月15日 9:36 AM
しょうさん
コメントありがとうございます。
DS-1の想定が一眼レフカメラなので、取り付け自体はおもりで調整できれば大丈夫だと思います。
左右前後で一度バランスさせないといけないので試してみないとこればかりはわかりませんが…。
OSMO+も選択肢に上がっているのであれば断然OSMO+をお勧めします。
フィッティングの苦労なども必要ありませんし。
画質を求めたり、将来的にカメラ自体のグレードアップも視野に入れられているのであれば取り替えられる電動ジンバルをお勧めします!
DS-1はどうしてもボケた画が撮りたいという時は持っていくようにしていますがかなり重いですしセッティングもちょっと大変に思ってしまってなかなか持ち出しにくく出場機会が減っています。
Mavicは片ボケで年始早々にメーカー送りとなってしまって帰りを待っているところです。
他の方も同様のカメラの不具合やジンバルに不具合を抱えている方もいらっしゃったりと、品質が今ひとつな気はしています。
Phantom3をお持ちなのですね。Standardを以前使っていました。素晴らしい機体だと思います。
DJIの製品は更新頻度が高いので悩ましいですね…。
by hide 2017年1月16日 6:25 PM
hideさん
色々とアドバイスありがとうございます。
DS-1の積載量がかなり大きいので主な使用はハンディーカムで追々現在使用中の5Dを乗せてみようかと考えていたのですがDS-1と5Dを乗せたときは子供撮影どころではないですよね。。。基礎体力から鍛えなければいけなくなりそうです。。。
そう考えるとOSMO+となってきますよね。どうでしょうか。このOSMO+で子供の成長記録(運動会やお遊戯会)の撮影はちょっとズームができると言ってもきついでしょうか?
あと、OSMOを使用されている中で例えば旅行に行くとして一眼レフカメラ機材とOSMOを持っての撮影は厳しいものがあるでしょうか?
Phantom3はProを購入して法が整備される前に山や海での撮影をして楽しんでいたのですが法の整備により飛ばす制限も多く現在は室内での練習飛行のみとなっています。
確かにDJI製品は更新頻度が多いですよね。。。あっという間に半値近く落ちてさらに性能がよくお値段も安くなっているのでMavicが出ることがわかっていればーと思いました。
by しょう 2017年1月16日 9:27 PM
しょうさん
こんにちは。
DS-1本体も重量が結構あるので両手持ちのハンドルを付けたくなりますというか付けています。うちはm43のBMPCCなのですがフォーカスワークや外部ディスプレイも取り付けたくなってよく分からない感じになっています。
DJIのRONIN-Mとかを買う方が幸せになる気がしています。
OSMO+であれば7倍ズームなので、そこそこ撮れるのではないかなーという印象です。ある程度の画質劣化を考慮しなければイメージズームもできますし。他の方のレビューを見るとかなりズームできる気がします。私も使ったことがないので、なんとなくしか答えられずで申し訳有りません。
ただ、OSMOはバッテリーの持ちが悪いのですがPhantom3をお持ちであればインテリジェントバッテリーをOSMOに使えるのでいいのではないかと思います。かなりの時間持つようになります。
OSMO+も欲しいですが、さすがに言い出しにくいです(苦笑)
OSMOや電動ジンバルを使っていて、いいなーと思うのは被写体がそれほど動かなくても撮影者が動くことで定点からの撮影ではできない動画が撮影できることだと思っています。
ちょっと散歩に出かけて遊んでいる様子を撮っているだけで飽きない動画になります。
小旅行にOSMOとカメラを持ち出しましたが、取り回しはかなり面倒です。
ベースとなる場所を作って、そこで機材を取り替えたりする必要があると思います。
一眼機と同時に撮影は、グリップとジンバル部分を外せる延長ケーブルが存在するので、カメラ部分を体のどこかにアクションカムのように固定してでできなくはないと思います。(そういう意味ではないでしょうか?)
ただ、最近工夫を思いついて、PeakDesignのCaptureClipを取り付けてOSMOをカメラバッグのリュックに取りつけられるようにしてみました。ハンズフリーにできるのでこれならカメラと入れ替えてその場でどちらか選んで撮影ができます。バッテリの持ち運びもあってかなりかさばりますけど(笑)
また、実践で使った際に記事にしてみます。
私も航空法改正で飛ばしづらくなったので室内で少し試すか、DID地域外に赴いて撮影しています。
幸い子供たちもドローンの撮影を楽しんでくれるので海辺で空撮しながら子供逹と遊ぶという感じでお出かけイベントという感じです。
Mavicの帰還が待ち遠しいです。
by hide 2017年1月18日 12:27 PM
hideさん
色々と体験談ありがとうございます。
DS-1の使用は私には到底扱いきれないという事がよくわかりました(汗
それ以前にそこまで揃える財力と体力が・・・・(汗
PeakDesignのCaptureClipの使用という事でレビュー楽しみにしていますと言いますか購入しようと思います(笑
ドローンで初めて撮影した動画くらいOSMOは感動を与えてくれそうで購入意欲が依然湧いてきました。
OSMOについては個人差はあると思うのですが外部マイクの取り付けを行った方がいいでしょうか?それとも純正付属である程度はまかなえるでしょうか?
うちの奥さんがもう少しこういうものに興味を湧いてくれたら動画はまかせて静止画は自分が受け持つのですが中々うまくはいきません(汗
by しょう 2017年1月19日 1:34 PM
しょうさん
CaptureClip、ぜひ購入してみてください。色々と揃えたくなると思います。
OSMOは定期的にDJIのワークショップが各地で開かれているので一度参加なさるのも手かと思います。
内臓マイクが不評すぎて、おまけみたいなモノラルのマイクが付くようになりました。
モノラルなので、発表会用に一応RODE VideoMicroを購入しました。それでも誤差の気がしなくはないのですが。
不満が出てきたら追加購入という感じでいと思います。
オプションを揃えていくと気が付いたらそこそこの額担っていたりするので(汗)
私は記録用でない動画はせいぜい1-2分くらいの音楽に合わせてムービーに仕上げることが多いので音は小さく落としてしまうのでマイクは後回しでした。面倒な時はつけずに出る時もあるくらいです。
うちの奥さんはスチルにはまってそっちの方が贅沢な機材になりつつあります…。
家計は厳しいのですが、子供達の成長はその時しか残せないというメーカーの思う壺的な気持ちだけでやってます(苦笑)
by hide 2017年1月25日 6:10 PM